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#28 ボッケリーニのメヌエット ~鈴木第2巻終了

2009.08.31 00:01  レッスン日記

第28回 レッスン日記 (2009.08.01)

 前回のレッスンはほとんどの時間を弓選びに費やしたお陰で、レッスンはほとんど進みませんでした。で、「まあ、もう一週間」の成果や如何。

 ・・・なのですが、結局楽器屋さんから2本の弓を借りてきており、一週間毎日のようにとっかえひっかえいろんな曲を遊びで弾いていたので、あまり練習にはなりませんでした。

 もちろんそれぞれの弓でボッケリーニも弾いてはいるのですが、どうしてもあれこれ弾きたくなるので宿題の練習不足は否めません。

 ということで、帰りに楽器屋さんに寄ることにして、2本の弓もあわせてレッスンに持ち込みます。

 師匠は「決まりましたか?あ、やっぱりこっちにしたのですか・・・じゃあ、せっかくなのでその弓でやってみましょう。」と言うことでレッスンが始まりました。

 が、今日はどういうわけか調弦にいつもより時間がかかってしまいました。A線が結構狂っていた上にD線のペグが上手い具合に止まりません。あれこれやって、ようやくまあまあのところでセット。

 さっそく弾き始めますが、なんだか調子がでません。随分家でやってきたときにはそこそこ弾けたような気がしたのですが・・・汗で指が滑ることもありますがやはり弓を変えると、まだ感触になじんでいないせいか、なかなか調子がでないような気がします。

 で、今回の指摘事項は

〇走らない。とくに後半の上から降りてくるところは簡単なだけにすぐにテンポが上がっている。しっかりテンポを守って弾くこと。(譜面に大きな左向き矢印が書き込まれました(笑))
BocMinuet 002

〇スタッカートの切れが悪く、音がつながっている。
 これはちょっと不思議です。新しい弓はよくスタッカートが切れるのですが、緊張しているせいでしょうか、何となく音が残ってしまいます。スタッカートが切れやすくなったので、逆にそれほど力を入れて弓を止めなくなったためかもしれません。ちなみにスタッカート、この後随分苦しむことになります。

〇休符をきちんととる。「ちゃんと休符の長さを数えましょう。数えられないときは伴奏が入っていると想像してやってください。」、とのこと。

 特に今日はD.C.で繰り返し最初に戻ってくるところの八分休符をしっかり確保することを指摘されました。移弦で れられ と戻ってきてまた最初にくるのですが、最初の繰り返しで曲の途中に戻る場合と2度目に曲の最初にDCで戻る場合に休符の数が違うので、そこもしっかりやりましょう、ということですが、まあ、伴奏がないので適当なところでお開きになりました(笑)。

〇アップでのアクセント、強弱。アップで弾いているとなかなかきちんとアクセントがつかないので気をつけること。先週指摘された通りです。

〇音程 特に、2段目のドーミ シーミミ の後、ラーミ ソーミミの最後のソ#をとるとつられてミの音が高くなってしまう点。これ、A線のシとD線のミを同時に1の指で押さえているのですが、ドの時はまだしも、3の指でラ、そして2の指でソをとるとつられて1の指が上がってしまいがちなのです。対策としては、せっかく押さえた1の指ですが途中で押さえ直す、ということで対処しました。

等々です。まあ、これまでの指摘と大差なく・・・毎度のことながらあまり進歩が感じられませんねぇ。

 と言うわけで何度か弾きなおします。

 ごそごそやっていると、とうとう師匠も根負けしたのか、「かなり上手く行くようになりましたね。特に最初の所はなかなか良かったです。この曲、これで終わりにしましょう。」と言うことで、ちょっと完成度は低いのですが一応これにて(めでたく?)鈴木教本第2巻が終了ということになりました。
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タグ : 鈴木第2巻 ボッケリーニのメヌエット

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

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椿説弓探求  其四 完結編

2009.08.27 00:05  マイ・ヴァイオリン

結局師匠と一緒に弾き比べて残った2本の弓。早速、レッスンの帰りに楽器屋さんに立ち寄って、かくかくしかじかで、(←この表現便利ですね(笑))、と説明して貸して頂いていた6本の弓のうち、4本をお返します。

 で、師匠のところで残した2本は引き続きもう一週間お借りして次のレッスンの後にどちらか決めることになりました。

 「先生(師匠)は結局どの弓残しました?あ、やっぱりこれが残りましたか。ギヨームは、まあ、当確ですから、Arcosの2本のうち、どちらが残るのだろうと思っていたのですが、先生やっぱりこちらですか、うーん。」という具合です。師匠とのやりとりを紹介するとにこにこ笑っていらっしゃいました。あの、私の意見もあるんですけどね(笑)

 で、お借りした弓はギヨームのプロトタイプとArcosです。Arcosの弓の中でも製作者の名前が入っているシリーズで、巻き線他の金属が金、フロッグが黒檀のいわゆる金黒檀仕様です。この2本を一週間とっかえひっかえ、これまで習った曲などを弾いてみて比べてみました。

 何度も書いているような気がしますが、Arcosの弓はとてもしなやかでバランスがとれており、何でもスムーズに弾けるような気がします。最初に弾いたときの印象からそれほど変わりません。

 一方で、ギヨームの弓は弾力が強く、粘りがあります。初めて弾いたときに感じた引っかかりはだんだん慣れてきました。結構パワフルな弓で、実はコントロールするのが少し難しいような気がしました。

 でも、やはり音がちがう。どうしてこれほど違うのかわかりませんが、ミュートをつけていても全然響きが違っていて、この点からはどう考えてもギヨームの音の方が好みです。いや、Arcosだってとてもいい音でそれだけ聞いていると全く文句はないのですが、比べてしまうとどうも差が気になります。

 さんざん悩んだのですが、結局のところ、まあArcosの方はまた巡り会えそうな気がして、ギヨームのプロトタイプを手元に残すことにしました。

 問題はこの2本の弓、実は値段もかなり違うのです。

 Arcosは当初考えていた予算枠ぎりぎり一杯。ギヨームはかなりオーバー。しかし、こういうものは「出会い頭の事故」と同じでどうしようもありません。

 カメラを集めていたときの一番の教訓は「買わずに泣くな、買って泣け。」。まあ買わずにおいて後であれこれ悩むなら無理して買ってしまえ、というそれはそれは無責任な格言ですが、カメラ屋などで高いカメラを前に悩んでいる友人の肩を押すのに随分唱えたおまじないみたいなものです。
 
 ヴァイオリンの弓だって同じかもしれません。とかなんとか、あれこれ自分への言い訳を考えながら決めてしまいました。

 しかし、予算オーバーはどうしようもありません・・・仕方がないので、資金繰りのため最近デジカメに移行してからは、ほとんど出番が無くなってしまったライカを何台か処分することにしたのでした(悲)・・・

guillaume2IMG_4374.jpg guillaume1IMG_4358.jpg

(ギヨーム・プロトタイプ。スティックには ”Aler. GUILLAUME”の銘入り。色温度をあわせるのを忘れたので、左右で色が違ってしまいましたが(笑)、右側が実際の色に近いです。クリックで拡大します。)

 ついでに・・・在りし日のライカM3(参考画像。手放したモデルと必ずしも一致しません(笑))
leicaMM.jpg

関連記事:
駒から出た弓 (2009.08.07)
椿説弓探求 其一 (2009.08.14)
椿説弓探求 其二  (2009.08.18)
椿説弓探求 其三 試奏編 (2009.08.20)

タグ : アクセサリ ヴァイオリン

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レッスン#27 ボッケリーニのメヌエット 2

2009.08.25 23:56  レッスン日記

以前書いたとおり、今回のレッスンはあらかじめ師匠に楽器屋さんから弓をかりて持ち込むことをお伝えしてあったので、まずは弓の弾き比べから始まりました。6本も持ち込んでしまったので、とっかえひっかえ、師匠と交代で弾いて比べていきます。

 結局2本残ったところで、弾き比べ終了。というところは前の記事(弓探求・其三 試奏編)に書いたとおりです。

 結構疲労困憊していましたが、師匠が「せっかくだからレッスンもやっていきましょうか。」ということでよろよろと宿題のボッケリーニを弾きます。

 が、さんざんいろんな弓を弾き比べたあとで自分の弓(1万5千円)にもちかえると勝手が相当違い、なんだかいつもの調子がでません。いや、いつも調子は出ていないのですが、それすらでません。

 どういうわけかこういうときは走ってしまうので、さっと通したところで師匠から「何言われるか、わかってますよね?」ということで叱られます。

 「いまのテンポの1.5倍ゆっくりでいいですから、きちんと弾きましょう。ちなみに先週に引き続き4の指が低いです。」とのこと。

 出だしのところで、きちんとD線に移弦してからアクセントをつけるように、ということですが、なかなかきれいにアクセントが付きません。「ここはいったん音を切って、移弦、それから改めて弾きなおす形で練習してください。」と楽譜にとりあえず印をします。「この線、できるようになったら消していいですから。」と師匠。
Boccherini 1
 ついでに強弱。「この 2段目の らーふぁ のところはきちんと音量を考えて。有名なところなのできれいに響かせましょう。」 
 
 後半。指が回りきっていないので、ガタガタです。スタッカートであがってから降りてくるところ、これも移弦がきれいに言っていないので師匠はだまって開放弦を響かせます。

 はい、開放弦でちゃんと練習して来い、ということですね。実はやってるのですが、ここは移弦とともにいきなり4の指でミレドシとやるのと、そのつぎはE線のファのあとはD線でラソファミとまた4の指から始まるので、成功率はまあいいところ50%なのです。
BocMinuet 002
 それから・・・「あ、ここのところミスプリですからね。ちゃんとスタッカートであがってください。」と師匠が最後から2段目の段であがってくるところの音をすべてスタッカートに変えてしまいました。

 変だなぁと思いながらここはわざわざ普通に弾いていたのですが・・・先週言ってくれても良かったのに。多分師匠忘れていたのでしょう。

 ついでに、最後の小節。DCで戻るときには半弓で弾き、余裕をもって最初に戻ること。それから、でっかい左向きの矢印は・・・走るな!の意味です(笑)

 あとは・・・例のら ららら、のところ。さすがに先週で懲りたので弓使いと数はちゃんと数えているのでそこはOKですが休符。「ここもともと弦楽五重奏で第二ヴァイオリンが伴奏に回るところです。伴奏は走るとアンサンブル がめちゃくちゃになるので絶対走らないこと。ちゃんとカウントとってくださいね。」と今度は各小節の最初の八分休符で師匠が手をたたきます。で、最後のところどうするんだろうなぁ、と思いながら弾いていると・・・師匠が落っこちました(笑)
BOCC002.jpg

 「まあ、もう一週間やりましょうか、この曲。」ということで6本の弓の弾き比べで師匠ともども疲労困憊したレッスンも無事終了しました。

レッスンの記録:
第27回目 (2009.07.25)
 ・弓の弾き比べ(とりあえず終了?)
 ・ボッケリーニのメヌエット(継続中)

タグ : 鈴木第2巻 ボッケリーニのメヌエット

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発表会の曲 その2

2009.08.22 00:33  発表会

少し前になりますが・・・発表会の曲、ようやく決まりました。

 しばらく前にアップした記事の通り、いろいろ悩んではいたのですが、弓探しだのでどたばたしていた間にメールで師匠とやりとりの末、結局バッハのブーレにすることになりました。

 発表会で弾く曲を選ぶ、条件を一言で言えば、「弾きたい曲の中で弾ける曲を選ぶこと」につきます。

 弾きたい曲は世の中にたくさんあります(笑)から心配はありませんが、その中で「弾ける曲」を選ぶことが重要です。ただ単に弾けるだけではなく、人前で(そこそこ)ちゃんと弾けること。これにはもちろん十分な練習が前提であるわけですが。

 そんなわけで、生意気ですが、私が独断と偏見で考えた選曲条件は、

(1)できればこれまでに習ったテクニックだけで弾けること
 教本をすすめて行く中で、そのときにやっている曲を選ぶという考え方には一理あります。しかし、安定したテクニックで弾けることは重要で、わざわざ難しい曲を弾くことはないと思います。極端に言えば1stポジションだけで弾けること。また、ハーフポジションの様に神経をつかう音程がなるべく出てこないこと。要はあがってしまっても何とかなるレベルの曲であることです。

(2)長い音符があまり多くないこと
 これはビブラートをかけられないと響きの点でどうしても聞き劣りしますし、長い音をひっぱると音程のまずさがわかりやすくなります。何もそういう曲をあえて選ぶことはないと思いました。

(3)落っこちにくい曲であること
 ピアノ伴奏がつくとはいえ、休符が中途半端にあると例えばボッケリーニのメヌエットのように休符の前後で落っこちやすいです。またピアノ伴奏が延々続いて途中で入る曲も難しいです。特にステージに上がって頭がボーっとしていると何が起こるかわかりません。

(4)とはいえ弾き応えがある曲であること
 いかに(1)~(3)の条件をクリアしていても、たとえば鈴木1巻の「こぎつね」を弾くというのは流石にちょっと抵抗があるわけです(笑)。 (1)~(3)までは必要条件ですがやはり十分条件としてはこれが大事だと思います。

(5)そして聴き応えのある曲であること
 本来であれば本末転倒なのですが、最後にこれ。そもそも発表会とは楽器演奏者の自己満足の場ではありますが、折角(運悪く?)発表会の会場に来て頂いた聴衆の方にもそこそこ楽しんで頂く必要があります。だから、あまりつまらない曲では申し訳ないわけです。

 そういう観点で師匠から言われた第3巻の7曲から選んでいくと、やはり結局このブーレになりました。(4)、(5)の点からはその前のガボットでもよかったかもしれませんが、こちらは装飾音のオンパレードなので実は(1)の条件をクリアしません(笑)。

 一方で、以前の記事のコメントでもちょっと触れましたが、この曲を選ぶにあたって気になったのは、
(1)無伴奏であること
(2)ついでにいきなり第3巻の最後の曲であること

の2点です。

 とはいうものの、鈴木の3巻にある7曲のうちでは一番親しみがありますし、もともとバッハの無伴奏はチェロもヴァイオリンも好きでしょっちゅう聞いていたので、折角発表会で弾く機会があるのなら、できればこの曲に挑戦してみたい、と思った次第です。師匠へのメールの中ではそういったこともお伝えしました。

 師匠からは「バッハはクラシックの中でも格別の難しさがありますが、やってみたい曲があるのはいいことです。せっかくなので是非やりましょう。鈴木は編曲されている上伴奏もついているので、まずはきれいな音を出せるようにがんばりましょう。」

 ということでブーレに決定しましたです。おお、これから大変だ...って後でもっと大変なことになるのですが、それはこのときにはわかりませんでした・・・

 この曲、もとはチェロ(無伴奏チェロ組曲第3番)ですが、ヴァイオリンやヴィオラ用にも編曲されています。まあ、録音ではヴァイオリンで弾いた演奏は手元にないのですが、オリジナルのチェロによる演奏は「神様」カザルスをはじめいくつか持っています。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
(2007/06/20)
カザルス(パブロ)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
(2005/06/22)
鈴木秀美

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バッハ/無伴奏チェロのための6つの組曲バッハ/無伴奏チェロ組曲
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フルニエ(ピエール)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲
(1994/08/01)
マイスキー(ミッシャ)

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(2009/03/24)
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バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
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ビルスマ(アンナー)

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 で、改めて聞き比べてみると、これ、ちょっと本当に大変そうです。

 まず、テンポが想像以上に速い。カザルスしかり、鈴木秀美しかり。速いといわれている教本のCDよりもずっと速いです。なんであんなに激しくかつまた飛ばすんでしょうね。いえ、聞いている分にはかまいませんが、いざ自分で弾くとなるとあのスピードと表現はとうていマネができません。

 例によって手元にあるCDを引っかき回して聞き比べをしてみると、ピエール・フルニエ、ミッシャ・マイスキー(旧盤)あたりの演奏がしっくり来ました。テンポはそこまで遅くありませんが、カザルスなどに比べるとゆったり優しく響きます。ついでながら今年出たばかりの堤剛のCDも中古で手に入れて聞き比べです。これ、いいじゃないですか。あ、ピリオド楽器もいいですけど、モダン楽器で弾いているビルスマもいいですね。お気に入りです。

 ちなみに聞いた感じでは、フルニエが鈴木教本のCDと近いテンポ、マイスキーの方は心持ちゆっくりといった感じです。

 でも鈴木教本のCDの様に軽く弾いてしまうのもちょっと抵抗があります・・・かといって、カザルスのように大げさではなく、これも好みで行くとマイスキーの様な感じでしょうか。

 なんだかごちゃごちゃ言っていますが、まずはとにかくきちんと譜読みをしないといけません。表情云々はそれからなのですが、やはり自分の実力を棚に上げて弾きたいように弾けるといいなぁ、と思っているところです。

関連記事:
発表会の曲 (2009.07.18)

タグ : 発表会 バッハ ブーレ

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椿説弓探求  其三 試奏編

2009.08.20 00:01  レッスンの周辺

(ここからは第27回目のレッスンになります・・・長文失礼)

 ご挨拶もそこそこに借りてきた弓をお見せします。「弾いてみました?」と師匠がお尋ねになるので、かくかくしかじかで、とお話しすると、ちょっと呆れた顔をされて「えー、それじゃ、これみんな楽器屋さんが選んだの?音聴いてないの・・・」

 「あの、昨日の夜Pさん(=楽器屋さん)が自分て弾いて選んでくれたそうです。昨日ならヒマだったので呼んでくれればよかったのですけど。」と申し上げると、「Pさん、人前では絶対に弾かないんだから。」「え、でもいつも行くとチェロの練習してますよ。結構お上手ですよ。」と言うと、ご自身がチェロのレッスンで随分苦労されている(?)師匠は苦笑い。

 それから、値段について。ケースに並んだ弓はフロッグの裏側に品名と値段を書いたシールが貼ってあります。その値段をみた師匠が一言。「あの、予算決めておかないと上をみるときりがないですよ。一応価格順に並んでるみたいだけど、ばらばらじゃない。」

 しかも肝心のギヨームには値段は書いてありません。すし屋ではありませんが、「時価」に近いです。まあ、こういう風にいい加減に持ち込む生徒も他にはいないでしょうから、師匠のご心配もごもっともなわけです。

 と言うわけで、例によっていきなり前途多難が予想されますが、気を取り直して早速試奏です。

 「6本もあるから、まずはダメなやつをはずしましょう。とりあえず一本づつゆっくりスケール弾いて見て、それで感想を教えてください。」というわけで、順番にト長調のスケールを2オクターブ上がって下がってと二往復ゆっくり弾きます。

 同じ弓でもこんなに音が違うのか!と思うほど弾き心地も音の響きも違います。たかが棒切れに馬の尻尾の毛を張っただけですが、いざヴァイオリンを弾いてみると雲泥の差があります。ただし、どの弓もそこそこのものですから、さすがにいきなり「これはちょっと」と思えるようなものはありませんでした。

 最初に脱落したのは・・・ドイツの弓。「ちょっとこもった音がしますねぇ。少し重い感じもしますし。」

 その次に落としたのは、一番安いブラジルの弓。実は、この弓から弾き始めたのでそのときは悪くはない感触だったのですが、ほかの弓と比べるとやはり響きが弱い。

 残り4本は結構混戦になりました。それぞれ弾き心地や音色も違うのですが、この段階でこれがベスト、とは言い切れないものがあります。

 「じゃあ、このあたりで曲を弾きましょうか。最近一番大変だった曲、どれでしたっけ?」と師匠。「えっと、一番てこずったのはミニヨンのガヴォットですかね。」ということで久しぶりにおずおずと弾き始めます。

ミニヨン2  スタッカートでは、さすがに毛がくたびれた私の安物の弓とは違ってどの弓でも小気味良く切れます。例の難関の、転調した後でD線のファをアップの弓でスタッカートで弾いた後、ファシ♭とスラーでつながるところ。これ、相当苦労しましたが、うそのようにきれいに弾けます。なんだ随分上達したじゃない、というよりもむしろ弓のバランスがいいんですね。

 つぎ、リュリのガボット。これも例のD線とG線の移弦のところを中心に弾いていきます。まだ、落とす一本が決まりません。

 とうとうベートーヴェンのメヌエット。なんだ、鈴木2巻後半の総復習みたいになってしまいました。こうなるのだったら、もっと練習しておくのだった、と思っても後の祭りです。ベートーヴェンの出だしのところ(しーど、れーど、れーどれーど、れ)を弾くと、Arcosのうち一本がかすかに弾きにくい。横で聞いている師匠も「うん、これは落ちますね」

 ということでようやく半分の3本になりました。

 残り3本の決戦の模様は・・・

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椿説弓探求  其二

2009.08.18 20:57  レッスンの周辺

 ということで待つこと数日。師匠にあらかじめメールで、今度のレッスンで弓を見ていただきたいことを連絡しておきました。というわけでレッスンに向かう途中で楽器屋さんによって弓をピックアップです。

 出てきたラインアップは詳しくは書けませんが、合計6本。価格順に弓ケースに並べてあります。フランス、ドイツ、が1本づつ。そして先日来おすすめのブラジル・アルコスが同価格のものが2本とちょっと安いものが1本、そして件のギヨーム・プロトタイプで合計6本です。

 件のギヨームの弓は・・・確かに少し変っています。パッと見て判る特徴としては、フロッグの後ろ部分がチェロの弓のようにカーブするように削られていること。ご丁寧なことに、ここには銀のカバーが付いています。また、普通は銀線などが巻かれる部分は昔ながらの銀糸と黒い糸です。これ、少し古い弓のスタイルです。また、スティックのソリ具合は他のギヨームと同様で、パッと見たところ確かに綺麗な弓です。

 予定ではその場でいろんな弓をちょっと弾いてからレッスンに向かおうと思っていたのですが、あれこれ説明を受けて四方山話をしているとそんな時間はあっという間になくなり、結局楽器屋さんで音を出さないまま6本の弓をお借りして師匠宅に向かいました。

 さて、この日は半端でなく暑い日で予定の5分くらい前に師匠宅に伺うと、なかからコレルリが聞こえます。あれ、前の生徒さんってこの曲やってたっけ?と思ったのですが、やたら上手い。うーむ。別の人かなあ、と思いつつ曲の途中で邪魔するのも申し訳ないので一曲終わるまで外でお待ちします。

 その後数分たっても次の曲が始まらないので、インターホンを押して中に入れていただきました。どうやら師匠が弾いていたようです。多分どなたかの発表会用に選曲中だったようです。道理で上手いわけです(笑)。

(つづく)

関連記事:
駒から出た弓 (2009.08.07)
椿説弓探求 其一 (2009.08.14)

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椿説弓探求  其一 

2009.08.14 23:48  レッスンの周辺

 発表会のお話が出たついでに、そろそろ弓を替えたいのですが・・・と師匠に相談しました。何度か書いていますが、何しろ今使っている弓は1万5千円の安物で、この弓で毛替えをすることを考えるとちょっともったいないのです。

 で、先日の楽器屋さんでのやりとりを報告したところ、師匠は「もう楽器が手元にあるので、それに併せて弓を探してください。両方とも一気にそろえるのなら自分が行って見ないと駄目ですけど、楽器があるのでまずはそれに合いそうな弓を見繕ってもらってみてくださいね。値段は・・・うーん、私の口からいくらくらいの弓にしてくださいとは言いにくいのですが、また2万円や3万円の弓だとあんまり変わりませんよ。」
とのこと。

 そういえば、グリガにあわせて買ってみた100ドルくらいの弓をお見せしたときに、ちょっと持ってみて、「うーん、この弓、どうしてもというとき以外は使わないようにしましょうか。」の一言で終わったのでした(笑)。今から考えると、やや重くって弾力があまりない弓だったようです。意外と弾きやすいんですけどね。ちょっとスティックが太いのが気になるといえば気になるのですが。

 うーん、お忙しい師匠に楽器屋さんに一緒に行っていただくのはやはり難しそうです。というか、時間を合わせるのが大変そうです。

 ということで、「では、楽器屋さんにお願いして何本か選んでもらったのをレッスンの時に見ていただく、というのでどうでしょうか。どのみち、ちょっと寄り道になりますけど楽器屋さん、途中にありますので。」と言うと、師匠もそれではそうしましょう、ということになりました。

 さて、仕事が少し暇になったある日、仕事の帰りにいつもの楽器屋さんに立ち寄ります。

 かくかくしかじかで、とお話しすると、「じゃあ、いくらくらいの弓にしますか?あと、ぎりぎり出せる金額はどれくらいでしょうか?」と聞かれました。

 「先日のお話だと20万ぐらいでArcosのそこそこのものが手に入ると言うことだったので、そのあたりを考えています。でも、ぎりぎりだともうちょっとはなんとかなると思うのですが。」と話すと、

 「この間話したギヨームの工房がベルギーにありますけど、そのギヨームの弓が何本か入ってくる予定なのです。」

 「それで、今度、ギヨーム工房で新しく弓を出すそうです。ギヨーム自身が作る弓が高くなりすぎて、ブラジルの工房製のものと価格差がつきすぎたので、新たに出すようなんですね。で、工房で制作するためのプロトタイプが入ってきます。このプロトタイプを元に工房で数を作るわけですけど、プロトタイプはなにしろ工房の職人に作らせるためのお手本なので当然ですが師匠のギヨーム自身が作っているんですよ。写真でみたら一寸変っていますがとてもきれいな弓で、そんなものをモデルにして工房で実際に数を作ることができるのか不思議ですけど、入ったら連絡するので一度見てみませんか。」

 「値段はちょっと張りますけど、どうせならいい弓を一気に買ってしまって後は演奏に集中した方がいいですよ。アマチュアの方で、今使っている20万円の弓からあの店に出ている30万円の弓にアップグレードしたいんだけど、どうでしょうか、といった相談も受けますけど、ちょこちょこアップグレードするより、ずっといいと思います。まあ、それなりの値段がすることは確かですけど。」、とのこと。

 うーん、お値段を聞くとさすがに高いのですが、まあぎりぎり何とかなるところです。何よりギヨームの弓、本人制作のものは最近ではとても手に入らないような値段がついていますし、それから考えるとぐっとお買い得であることは事実です。

 ということで、まずは入ってきたら連絡していただくことにして、その日はひとまず退散しました。

 また、その折には他の弓も何本か用意していただいて弾き比べをさせていただき、その後それらの弓をお借りして師匠のところに持ち込むことになりました。この楽器屋さん、師匠が昔からお世話になっていただけあり、師匠の名前を出すと信用も一発でOKなのでありがたいところです。

(つづく)

関連記事:
駒から出た弓 (2009.08.07)

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レッスン#26 その2 ボッケリーニのメヌエット

2009.08.13 22:24  レッスン日記

さて、前回止せばいいのに突入したボッケリーニのメヌエット。前回譜読みしたところを弾きます。
 
 まず、やっぱり指が回りません(笑)。これはもう、ゆっくり繰り返し練習するしかありません。
 
 その後、アクセント。らそらしら ら どーみ のことろ、ら、ど にアクセントをつけないとダラーと流れてしまいます。そのつぎの れどれみれ み しーれ のところではきちんと移弦すること。あとは強弱。上から降りてくるところ、一回目はフォルテ。A線の4で取るときには自然にピアノになるけれど、ちゃんと押さえること。次はクレッシェンドではなくいきなりフォルテです。
Boccherini 1

 つぎにトリル。ここの弾き方は前回ちょっとやったのですが、やはり元の音を引っ張るのが長すぎる、との指摘です。とはいえ、CDのように同じように流すのではなく、やはり元の音はきちんと出すこと。師匠にトリルの指番号、書かれてしまいました。2121-01。この”-”が大事なんすね。これ、次にアップでスラーなのでかなり大変です。ここ、繰り返し、特に次のアップにつながるところを重点的に練習することになりました。うーん、E線はまだしもA線でやるのはかーなり大変です。
 
 ついでに、らーらららら の休符。もちろん練習するときは適当に数えていますので、うしろの ら の音などもばらばらになっています。BOCC002.jpg 師匠が手拍子でリズムを取ってくれるのですが、これが、大の大人が二人でやっているとなんだかおかしくて、笑ってしまいなかなかぴたりと合いません。「ここ、ピアノ伴奏がついていると何でもないけど、無伴奏でやるとちゃんと数えないと駄目ですよ。」と注意を受けますが、結局10分くらいA線とE線の ら を弾き続けました。(笑)
 
 スラー。アルペジオであがったり下がったりする際のスラーに注意すること。ついでに途中で転調しているのでE線のソの音がナチュラルになる点、時々見落としてしまいまいました。
 
 おまけにアップのスタッカートの切れがわるい。もうちょっとしっかり切るように、ということ。これはもう弓の限界に近いような気がするんですけどね、師匠。
 
 と、一通りレッスンが終わったところで、「そろそろ2巻も終わりですね。3巻買っておいてくださいね」と以前にも書いた発表会の選曲の話になったのでした。

レッスンの記録:
第26回 2009.07.18
     第11番 ベートーヴェンのメヌエット ト長調
      第12番 ボッケリーニのメヌエット (練習中)


タグ : 鈴木第2巻 ボッケリーニのメヌエット

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レッスン#26 その1 ベートーヴェンのメヌエット

2009.08.11 20:00  レッスン日記

第26回 ベートーヴェンのメヌエット ト長調 (2009.07.18)

 一週間の出張から戻ってくると、いつの間にかほとんど梅雨はあけて暑い日が続いていました。

 もっとも出かけたローマ(郊外)は毎日ピーカンの晴れ。強い紫外線をいっぱい浴びて帰ってきましたが、湿度が低いためか気温は上がっても随分過ごしやすかったのです。日本に戻ってくると暑さもさることながらこの湿気。出かける前にケースにしまったヴァイオリン、念のためにペグをまわして弦をゆるめておきました。
 
 出張から戻ってきたのが土曜日の夜。日曜日に振り替えレッスンをお願いする、というのも一つですが全く練習せずにレッスンにいってもまず仕方がないので、レッスンは一回お休みとしました。
 
 というわけで時差ボケでふらふらしながら過ごした一週間。出張の残務整理はありましたが、比較的静かな一週間でしたのでそこそこ練習もすすみ、ベートーヴェンのメヌエットに再挑戦です。
 
 この一週間注意して練習したのは、
 (1)音程 なにしろ最初のしーど れーど・れーど れーど れ のところからきちんと半音が取れないと弾いていても気持ち悪くなってしまいます。ので、ひたすら左手の練習です。

 (2)弓 その一方で適度にアクセントがつかないと仮に音程があっていてもだらけてしまい、2小節目以降弾くのが苦痛になります。というわけで、練習といってもはじめの5小節を延々繰り返す羽目になりました。

 (3)スタッカート トリオの部分ですね。かなりくたびれた弓でスタッカートを刻むのは意外と大変です。なにしろ、弓は限られた資源なのですが、どうしても滑ってしまうので、である程度弓を使わないと音がきれいに並びません。勢い弓が行ったりきたりと大変です。

 (4)テンポ この曲のテンポってどれぐらいが良いのでしょうか?教本のCDのテンポだとかなり早く聞こえます。いろんなCDをひっくり返して聴きましたが、たいていはもっとゆったり響かせています。

 唯一の例外は古い古いエルマンのSPレコード。これははちゃめちゃなテンポで、これでは仮に弾けたとしても師匠に殺されてしまいます。
 
 さて、レッスン当日。

 ちょっと前の方が押していたのですが、調弦がほとんど問題なく一発で決まります。おお、偶然(笑)。
 
 早速通して弾きますと、やはり最初は緊張しているのかちょっと走ってしまいました。

 が、師匠は「とてもいいですね。随分完成度があがっていますね。でも、4の指が低いです。他の音がきちんとあっているし、たまに違ってもすぐに修正しているのに、4だけがずっと低い。これ、他の音が結構正確にとれているのだから、credenzaさんの耳で気がついていない訳ないでしょう。ずっと練習するときに下がっていて、それで耳が慣れてしまったんじゃない。」と鋭いご指摘です。
 
 はい、ごもっともです。

 実は練習している際に上に書いたように、この曲は半音がいのちなのでチューナーをつけっぱなしにして弾いていたのですが、おおらかに4の指をのばすとどうも高めに出る傾向があったのです。その差約5から10セント。というわけでチューナーの針がなるべく真ん中にくるように少し低めに押さえる癖がついてしまっていました。
 
 そして4が低いとつられて?1が高くなってしまっています。例によって音程が団子になるような状態です。まあ。そこまでひどくは無いのですが。
 
 テンポについて。

 結構とばして弾いていると例によって指が回りきらないところが多いのでゆっくり弾いてからだんだんテンポをあげること。とくに1、4の指が頻発するトリオの部分を何回か繰り返します。まあ、いつものようにゆっくり弾くとたいていは大丈夫なので「じゃあ、今度はもう少し早く。ちょうど今弾いた速度と最初のテンポの中間ぐらい。」とややこしい注文を受けて弾きます。
 
 あとはアップの弓。特に移弦するときに雑音が出ないようにちょっと弓を浮かせる変な癖がついているようなので、しっかり弾くこと。いえ、注意すれば良いのでしょうけど、とばしているとついそういった方法で弓をあげてしまいがちになります。なにしろ、つるつるのタイヤで雪道を走っているようなものなので、うっかりすると変な音がするのです。
 
 というわけで最後に一回通して弾きますが、緊張しているせいか、トリオの後半で弓使いがすっかり出てこなくなり、つっかえてしまいました。「あ、そこはアップでスタッカートですね。」と助け船がはいり、もう一度やり直して終了です。やれやれ。
 
 「この曲は随分しっかり弾けましたね。時々練習しておくとレパートリーになりますから、これからもたまにやってください。とてもよくできました。」ということでこの曲も無事合格となりました。
 
 ただ、最後に通して弾いたときも、かなりあわてて弾いてしまい、ほとんど指が転びそうになりました。これからはもうちょっとゆっくり弾けるように努力しないと駄目ですね。と、師匠は「ちょっと早かったですが、これぐらいでも大丈夫でしょう。ちゃんと弾けていましたよ。」と随分おおらかです。

(つづく)
関連記事:
レッスン#24 その2 ベートーヴェンのメヌエット
レッスン#25 その1 ベートーヴェンのメヌエット

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駒から出た弓

2009.08.07 00:01  マイ・ヴァイオリン

[駒を見てもらう]

 さて、師匠に「来週出張で一週間居ません。ヴァイオリンもってけないので弾けません。(=再来週のレッスンも多分上手くいきません。)」とお伝えしたのですが、これ、ちょうどいい機会なのでヴァイオリンを調整に出すことにしました。

 実はこの間弦を張り替えてあれこれいじっていたら、駒を倒してしまいました。幸い、駒の両側に布をはさんでいたので表板に傷が付いたりはしなかったのですが、パンと倒れてしまってちょっと驚きです。

 弦にかなりの張力がかかっているので、調弦のたびに少しづつ駒の位置がずれてどうも駒の足が浮きかけていてこれを直さないときれいに音が響かないのです。すこし弦を緩めてゆっくり駒の位置を修正するのですが、ちょっと酔っぱらった勢いで調整しようとするとこのざまです。

 一応元の場所に立て直して、音も大丈夫な様子ですが、せっかく一週間まったくヴァイオリンを触れないので、この機会に工房にあずけてきちんと調整しなおしてもらおう、というわけです。駒が倒れたときのショックで魂柱でもずれていたら大変ですし、ヴァイオリンを買ってから半年、秋の発表会まえにきちんと一度見てもらっておいて損はない、との判断です。

 というわけで、レッスンの帰りそのままいつもお世話になっている弦楽器店に立ち寄ります。

 と、女の方が先にいらしていており、どうやらお話を聞いていると弓を選ばれている最中。結局気になるとおっしゃった2本を借りて帰られました。なんとなく雰囲気からしてヴァイオリンの先生かといったところでしょうか。

 さて、かくかくしかじかで、とお伝えすると、「まあちょっと見てみましょう。で、ダメだったらお預かりして調整に出しましょう。」とのこと。

 まず駒の足をみて、「隙間は大丈夫そうですね。ちょっと浮いているようなら、駒を少しずらすと直りますよ。でもこれ、結構駒の足削っているのでもしネックが下がってきて弦高が足りなくなるともうこれ以上削れないかも。などとおっしゃっています。え~、この駒、こちらで付け替えていただいたんですけど ・・・。まあ、駒、だめになったらまたそのときで。

 しばらく雑談しながら少し駒をいじっていただき、「こんなもんですかね。大丈夫ですよ、ちゃんと立っていますから。」と、緩めた弦を元に戻されます。お店の片隅に共鳴箱に乗せた音叉があり、これをポーンとならして調弦されますが・・・どうもちっと低い感じです。いつも聞いている442Hzではなく、440Hzぐらいの感じ。まあ、どうせ後で調弦しなおすのでいいですけど。

 ということで入院はせずにすみました。やれやれです。一応専門家に見ていただいたので一安心です。

 「ところで・・・そろそろ弓の毛換えをしないといけないのですけど、秋に発表会もあるので・・・でもこの弓、全然安物なんでこの機会にちょっとアップグレードを考えてます。」とお伝えして弓をおみせすると、「やっぱりもうちょっといい弓のほうがいいでしょうね。最初買われたセットの弓とでは大違いですから・・・たとえば最低これくらいのものになると全然違いますよ。」といって見せていただいたのは6万円のブラジル産の弓。

 「これ、ブラジル産ですけどArcosと言ってベルギーのギヨームが指導している工房のもの。量産品のなかでは値段の割りに随分いいですよ。弓の棹につかうペルナンブコの木が減っているのでブラジルも単に木を輸出するのではなく自分のところで弓を作りたいと思っている様で、上手く工房が回っているようです。」

 「最近は良い弓が少なくなってきていて、高級品よりもむしろこういったレベルの弓のほうがずっとよくなってきています。さっきの方が借りて行った弓、250万(!)なんですけど、いいものは本当に減ってきてますね。日本のメーカーのSも昔は良かったのですがいい木が手に入りにくくなって最近は全然ダメですね。むしろ中国の職人が腕を上げてきているので、それはもう、すぐに追いつかれてしまいますよ。何しろ中国のは器用に作っていますから。」等々。

 なーるほど。「そうですか。ちょっと先生(師匠)に相談してみます。いずれにしても発表会までには毛替えはやらないといけないので。ちなみに買い換えるとしてどの程度のものを買ったらいいですかね。」とお尋ねすると、

 「まあ、そのヴァイオリンに合わせて(=比較的安い弓を)買われるのもいいですけど、それだと今度は楽器を変えたときに弓も変えないとだめになってしまいますよね。だからちょっとがんばっていい弓を買っておけば、楽器を買い換えてもそのまま使えますよ。」となかなか商売上手でいらっしゃいます。

 まあ、どうなるかわからないのですが、弓、ちょっと師匠に相談してみようと思っています。

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