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ザイツはなぜおもしろいのか その1

2010.02.03 00:23  レッスンの周辺

 この間から始まったザイツの協奏曲。鈴木の教本では残念ながら全曲を弾くことは無いのですが、第2番の第3楽章、第5番の第1楽章と第3楽章の3曲が続いています。師匠は折に触れて「ザイツは弾いていて楽しいでしょう。」おっしゃいますし、確かに楽しいのですが、では一体どこが楽しいのでしょうか。

 これは暇つぶしに考えて見た「一体ザイツはなぜ面白いのか」です。(駄記事の予感濃厚です・・・)

 ところで、ザイツってヴァイオリンを弾いている人は知っていますけど、クラッシック音楽を聴いている人の中でもまあ、相当詳しい人でも知らない人がほとんどでしょう。(私もヴァイオリン弾くまで知りませんでした。)

 ウィキペディアを見ても、作曲家というよりヴァイオリニストとして有名な様で、要はドイツのヴァイオリニストでソリストとしてはそれほど名前が残っていないけれど、各地のオケで活躍。注目に値するのはバイロイトのコンマスをやったこと、くらいでしょうか。あ、あと生徒にマレーネ・ディートリッヒがいたとか。へぇ~、うらやましい。ザイツの孫弟子になりたかった(笑)。

 でも学生協奏曲5曲は残っており、そのおかげ(というか、それらの曲を取り上げたヴァイオリン教本のおかげ)でヴァイオリニストの卵たちには広く知られている訳です。自分で弾いていて言うのもなんですけど、鈴木教本でいくと3巻と比べてこのザイツが登場する4巻はぐっと一段難しくなっており、このザイツでようやく本格的なヴァイオリン曲を弾いている感じがします。あ、バッハの無伴奏はおもしろかったですけど(笑)。

 ちなみに「学生協奏曲」の「学生」というのはちょっと訳がしっくり来ません。Schulerkonzertなので、厳密には「学習者」でしょうね。学生というとどうしても学校のイメージが強いので違和感があるわけです。まあ、どうでもいい話ですが。

 まあなんと言っても「協奏曲」なのです。実際はオケではなくピアノ伴奏ですけれど、初めて協奏曲に取り組むとなると小さい頃からヴァイオリンを始めた子供にとっては確かに誇らしげに感じるでしょう。特に鈴木だと3巻で出てくるのはほとんどブーレとガヴォットと言った舞曲ですから、その差は見かけよりかなり大きいものです。

 それに3巻と比べても、単楽章とはいえぐっと曲が長くなり、楽譜面も黒くなっています。これだけでも何となく本格的では無いですか(笑)大体鈴木の教本って難易度が上がる具合がよくわかりません。1巻→2巻、そして2巻→3巻では巻数が進むにつれ一瞬逆に難易度が下がるような感じですが、ここに来て一気に難しくなっています。

 そしてザイツの協奏曲第2番の第3楽章。改訂された鈴木の4巻ではポジション移動も想定され、ひそかに2ポジもはいっていますが、基本的に第1ポジションだけでも弾けます。このことにより、これまでずっと1ポジで弾いてきた練習曲の総まとめのような位置づけになっていると言えます。

 もっとも、新しい技法としては重音。これ、鈴木の教本ではこれまでほとんど出てきていませんでしたのでここで初めて本格的に苦労することになります。特に第5番の第3楽章では二十数小節にもわたり重音の三連符が続いており、これ、本当に大変そうです。そのほか、6音に渡る長いスラーも3巻の最後のブーレ以外には出てこなかったので、ここで弓が足りなくなったり綺麗に響かせられなかったりと苦労することになります。

 ちなみにザイツの2番、パールマンの録音がありますね。伴奏が無理やりオケになっているのがちょっと残念ですけど。

(つづく)

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タグ : 鈴木第4巻 ザイツ

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

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この記事へのコメント

ほー!!
パールマンが演奏してたりするんですね~!
知りませんでした(汗

にしても弾けない身分としては、曲を弾いていて「楽しい」と感じられるよりも「難しい」と感じてしまい楽しむに至ってません(笑)
でも、この曲は弾けたら楽しい曲だと思います。
楽しいというか、面白いですよね。本当。
私も楽しく面白く「いいな~この曲~♪」と笑顔で演奏してみたいもんですよ~(笑)

ありょう | URL | 2010.02.03 01:01

Re: タイトルなし

ありょうさん
こんばんは
> ほー!!
> パールマンが演奏してたりするんですね~!
> 知りませんでした(汗
教本やそれに準じたもの以外でCDといえばたぶんこれしかないと思います。
アッコライのコンチェルトやベリオのバレエの情景、ヴィオッティの22番が入っています。

> にしても弾けない身分としては、曲を弾いていて「楽しい」と感じられるよりも「難しい」と感じてしまい楽しむに至ってません(笑)
> でも、この曲は弾けたら楽しい曲だと思います。
> 楽しいというか、面白いですよね。本当。

いえ、私も弾けていませんが、それでも楽しいですね、弾いていて。なんだかやっとちゃんとしたヴァイオリンの曲を弾いている感じがします。

> 私も楽しく面白く「いいな~この曲~♪」と笑顔で演奏してみたいもんですよ~(笑)

笑顔ではないかもしれませんが、『こういう風に弾こう』と思って弾いているとそれなりに弾けているように聞こえますよ。多分自己暗示に近いと思いますけど(笑)

credenza | URL | 2010.02.03 23:37

いよいよザイツの3枚壁ですね。

ザイツが面白いのは、コンパクトな曲でありながら変化に富む展開なので楽しめるところかなと思います。一方で、何箇所か必ず意地の悪い難所が仕掛けられていて、みんなそこで苦労する(と思います)。 まさに「 学生(学習者?)協奏曲 」ですね。

4巻からはおっしゃるとおりヴァイオリンらしい曲が増えてくるので、難しいながら結構それがモチベーションを維持してくれるような気がします。

サエモンノスケ | URL | 2010.02.03 23:45

Re: タイトルなし

サエモンノスケさん

> いよいよザイツの3枚壁ですね。
はい。一枚目、先週突破しました(笑)

> ザイツが面白いのは、コンパクトな曲でありながら変化に富む展開なので楽しめるところかなと思います。一方で、何箇所か必ず意地の悪い難所が仕掛けられていて、みんなそこで苦労する(と思います)。 まさに「 学生(学習者?)協奏曲 」ですね。

おっしゃるとおりです。今その2を書いていますが、とにかくこれらの曲って変化があってその中で好きなように弾ける余地があるのですね。普通の曲に近づいているのだとおもいます。

> 4巻からはおっしゃるとおりヴァイオリンらしい曲が増えてくるので、難しいながら結構それがモチベーションを維持してくれるような気がします。

「壁」にぶち当たって、それを乗り越えていく感じですね。なんとなく4巻を越えると少しは展望が開けるような気がしています。

 あ、それとビブラート、4巻終わるまでに始まるといいな、と思っていますがこれは師匠次第かも(笑)。

credenza | URL | 2010.02.03 23:55

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