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ヴァイオリン探し その2

2009.06.18 07:08  マイ・ヴァイオリン

とはいえ、もともとヨーロッパ生まれの楽器ですから、できれば正真正銘ヨーロッパ製のものが欲しくなってしまうのも人情です。まあ、このあたりは耳で聞いてどうのこうの、という本来の楽器選びからはかけ離れているわけですが、そうなんだから仕方ありません(笑)

 もちろんイタリアは別格としても、ドイツ、フランスなど昔からヴァイオリン作りで有名な国の楽器はたいがい高価ですし、上に書いたとおり、安いものは結局中国製だったりするわけです。

 で、いろいろ探っているうちに東欧諸国で作られているヴァイオリンが比較的お買い得だということがわかってきました。ただ、それほど多くの楽器が輸入されているわけでもなく、これとてもいい楽器にめぐり合うのは大変そうです。

 その中で、ルーマニアのグリガというメーカーの楽器はそれなりに出回っているらしいということもわかりました。とくにこの工房の職人本人が作っているヴァイオリンは悪くなさそうです。このメーカーの楽器は日本でも大手楽器店が輸入しているようですが、そこでは職人本人が作ったものは40万円強と結構な価格がついています。

 ところが、この会社のアメリカ支社のHPをみると同社の最高級品でも日本で買う半分以下の価格で手に入ることがわかりました。

 なぜルーマニアなのか。

 それはこの工房があるルーマニアのこの地域(トランシルヴァニア)のスプルースや楓の木の質が極めて高く、かつてクレモナのヴァイオリン制作者の多くもわざわざヴァイオリン製作のための木を求めてこの地域をおとずれたため、スプルースや楓の茂る森は今でも「イタリアの谷」と呼ばれているそうです。この工房はこの地域にあり、そこの木を使っていることから、きっとその楽器の響きはイタリアの楽器とさほど違いは無かろう、という素人判断に基づいています(笑)。

 グリガ工房のヴァイオリンは年間4万本も出荷されているそうですが、グリガの名前が付けられるのはその2割。その中でもグリガ職人本人が手がけている、マエストロ・クラスものはごく限られているようです。どうせネットで買うのですから、一番ランクの高いモデルを買っておくに超したことはありません。何しろ工房として一番の売りな訳ですから、それほど変なものは出していないはずだからです。

 ちなみにグリガ工房の生い立ちやその商売が繁盛している様子は少し前ですがTIME誌の記事でもわかります。

 さらにネットで調べてみると、いくつかこのメーカーの楽器の音が聴けるHPも見つかり、大体の音の傾向もわかりました。安物のヴァイオリンは時にキーキーと高い方ばかりが響いてうるさいものですが、この楽器は深い豊かな響きが特徴のようで私の好みとも合っていましたし、実際、某輸入代理店で同じクラスのヴァイオリンの音を聞かせてもらいましたが悪くない音でした。

 というわけで、グリガ・アメリカのサイトからポチッと購入したのがこのグリガ・マエストロです。一応ストラディヴァリウスのコピーということですが、詳しいことはわかりません。

 HPにはアマティのコピーモデルもあったのですが、やはり特殊なものはちょっと・・・何よりアマティのコピーは価格が4000ドルほどと結構しており、これだと日本で普通のモデルを買うのと大差ありません。2008年製ですからできたてのほやほやです。色はHPで見るとかなり明るかったのですが、実際は深い褐色がかった茶色で、安っぽい感じもありません。

 弦は楽器の深い響きとあわせるためでしょうか、派手な音がするといわれる結構高級なエヴァ・ピラッツィが標準です。オプションでドミナントに交換もできるようで、その場合は幾分か価格が安くなります。(とはいえ、素人には何もわかりませんので、なんとなく高いほうがいいのだろうとそのまま注文しました。)

 そのまま肩当てだの弓だのをつけて、円高の御利益もあって結局送料込みで18万円程でした。

 あれこれやり取りの後、最終的に注文したのがクリスマス直前。あちらがクリスマス休暇に入ったためか随分手続きに時間がかかりました。そして実際にヴァイオリンが届いたのは1月も下旬になってからでした。

 しっかりと梱包された棺おけのような大きなダンボールで届きました。ケースを開けるときちんと駒も立ててあり、輸送のショックで動いたりはしていないようです。 Gliga Maestro 01

 早速、弾いてみると・・・あれれ、なんとなくヴィオラのような音がします。深い音が特徴といってもこれはちょっと・・・とおもっていると、どうやら弦が緩めてあるようです。チューナーで測ってみるとなんとそれぞれきちんと一音づつ下がっていました。輸送中に弦がのびたのか、それとも輸送用にテンションを下げたのかはわかりませんが、全弦きちんと一音づつずれていたので一瞬戸惑ってしまいました。

 ともあれ、きちんと調弦してそれまでに習った曲(えっと、「ちょうちょう」とか「むすんでひらいて」です(笑))などをゆっくり弾いてみるとさすがによく響きます。キーキーするところも少なく、柔らかい、暖かい音。しかもかなり大きな音が響き渡りました。

 なお、HPで見たときにはずいぶん明るい感じの仕上げなのですが、実際の色は随分落ち着いた深いブラウンです。まあ、どちらでもいいのですが落ち着いた感じが気に入っています。

 グリガがやってきたのが1月18日、ちょうど4回目のレッスンの翌日でした。次回のレッスンまでギコギコと弾いてみましたが、なかなかいい感じです。なにより音の出方がサイレントとは全然違います。

 で、一週間がたち、レッスンの日が巡ってきました。早速師匠にお見せすると「いいですねぇ。いい音してますし、雰囲気もぴったり。」とまずまずのお褒め(?)の言葉。「雰囲気云々」のところはちょっとつっこんでおいた方がよかったかも(笑)。

 というわけで、早速例のシールを貼っていただきます。当初は1の指から3の指までの3本だったシールが2の位置を飛ばした、2本になりました。をを、早速進歩が見られるでは無いですか(笑)

Gliga A8979


 ←参考までにグリガのHPにあった、このヴァイオリンの写真です。上の写真の方が実際の色に近いのですが、HPではこのように明るく写っています。(クリックで拡大します)
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この記事へのコメント

No title

credenzaさん、はじめまして。
cheと申します。
僕もバイオリンを始めて1年半ほどの初心者です。

日記を読ませていただきました。
とても面白くまとめていらっしゃいますね。
グリガの楽器は、僕も何本か弾いていますが、渋めのいい音ですよね。

credenzaさんは音楽経験豊富で、色々お詳しいようですね。
どんな音楽をおききなのか、そのあたりも日記のネタにして下さいね。

もしよろしければ、時間のある時にでも、僕のブログも読んでみて下さい。
では。

che | URL | 2009.06.18 22:01

Re: No title

cheさん、
いらっしゃいませ。初!コメント、どうもありがとうございます。

実はcheさんのブログ、以前からこっそり拝見しておりました。ヴァイオリン選びの記事など大変参考にさせていただきました。
すでに初心者の域を超えていらっしゃるのではないでしょうか?

> credenzaさんは音楽経験豊富で、色々お詳しいようですね。
> どんな音楽をおききなのか、そのあたりも日記のネタにして下さいね。

ありがとうございます。ボチボチアップしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

credenza | URL | 2009.06.18 22:56

はじめまして

credenzaさん はじめまして。
昨日は私のブログにコメントありがとうございました(*^^)

Gligaのこと、とってもよく調べてらっしゃいますね~
この記事は、とても興味深く拝見いたしました。
アマティモデルはサイズが結構、大きいみたいなので
私にはムリだなと思って対象からはずしたんですヨ。

そうそう、初めて弾いたときは、よく響くのに感激しました。
私の楽器はもうちょっと明るめの音だと思うのですけれど。。

こちらのブログ、また見せて頂きたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪

リンクありがとうございました。
もし構わなければ こちらもリンクさせて頂きたいのですが?

フルフル | URL | 2009.06.25 08:21 | 編集

Re: はじめまして

フルフルさん

いらっしゃいませ。コメントありがとうございました。

> アマティモデルはサイズが結構、大きいみたいなので
> 私にはムリだなと思って対象からはずしたんですヨ。

 確かにアマティモデルは随分大きく見えますね。次にヴァイオリンを買うときには検討してみようかと思っています。

> そうそう、初めて弾いたときは、よく響くのに感激しました。
> 私の楽器はもうちょっと明るめの音だと思うのですけれど。。

 一度機会があれば聞き比べてみたいですね。いずれにしても他の楽器に比べると随分深い音だと感じました。

 リンクの件、もちろんOKです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

credenza | URL | 2009.06.25 19:24

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

| | 2010.07.14 19:28

Re: 鍵コメントさん

はじめまして。コメントありがとうございます。

多少なりとも参考になったようで、何よりです。

またいつでも遊びに来てください。

credenza | URL | 2010.07.15 00:41

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