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ナッシェと鈴木先生

2010.04.02 00:04  レッスンの周辺


 ヴィヴァルディのアーモル、早くも苦戦中ですがそれはさておき。教本を見ると作曲者ヴィヴァルディの横に編曲者の名前も出ています。Tナッシェ。教本の後ろに略歴が載っていますが、ハンガリーのヴァイオリニストです。随分数多くの曲を編曲したり作曲したりしているようです。

 ちょっと調べてみると、ザイツ先生と並んでこの方も第1回のバイロイトで弾いていますね。1930年に亡くなっているので録音もあるのでは、と思って手元のCDをあれこれ探してみると、昔、PEARLというイギリスの会社から出ていた「The Recorded Violin」の中に一曲だけありました。シューマンのトロイメライを弾いていますが・・・なんともまあロマンチックな演奏です。音が飛ぶところは必ずポルタメントがかかっていますし、何よりルバートたっぷりです。うーん、最近はやらないスタイルですね。

 このCD、3枚組みが2セットですがいろんなヴァイオリニストの演奏が楽しめます。まあ、せいぜい一人1曲か2曲なので辞典代わりに使うことが多いです。こういうCDって他にもちらほら出ていますが、PEARLからは他にチェロ、ヴィオラのシリーズもありました。残念ながら廃盤ですけど。

 そうそう、このPEARLのCDの中には若かりし頃の鈴木慎一先生の演奏も入っています。弾いているのはリュリのガヴォットです。まあ、これは楽しむというよりも模範演奏に近いものですが、教本についているCDよりはずっと常識的な演奏です。

 鈴木先生の録音では後年のものは鈴木メソッドの集まりのものですが、演奏家としては戦前ドイツで吹き込んだフランクのソナタが有名です。1928年の録音ですが・・・あんまり上手くないなぁ。例の有名なティボーとコルトーによる再録音が29年ですが、それとはちょっと比べ物になりません・・・。真面目に弾いているのは良くわかりますが、それだけなんですね。端的に言って、聴いていてなんともつまらないんです。まあどうでもいい話ですが。

 というか、ちょっと気が付いたのですが、鈴木の教本ってザイツにしてもこのアーモルの編曲にしてもいずれもドイツ(系)の作曲家ですね。

 他にも教本に出てくる作曲家をみてみると、ドイツが多いですね。バッハはさておいても、ブラームスにベートーヴェン、シューマンにと数えていくと殆どドイツです。4巻なんて7曲のうちヴィヴァルディの2曲を除く5曲がドイツです。もうちょっとバランスとっていてもいいと思うのですけど、ドイツドイツしているのは、やっぱり鈴木先生がドイツで学んだ影響なのでしょうか。

 ひょっとして留学中の鈴木先生、ナッシェと面識があったりしたのかもしれません・・・・教本用に編曲を頼んでいたりして。まーさか。
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タグ : 鈴木第4巻 ヴィヴァルディ イ短調

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

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この記事へのコメント

とっても興味深いお話ですね!

私は鈴木の教本をやった事がないのですが
(ヴィオラにもあるのでしょうか!?)
ドイツ系が多いというのも面白いお話です。

Credenzaさんはとっても色んな事ご存知のようですし
CDもお持ちなんですね~♪

リリカフェリーチェ | URL | 2010.04.02 20:44

Re: タイトルなし

リリカフェリーチェ さん

> とっても興味深いお話ですね!
かーなりこじつけですが、エイプリル・フールではありません(笑)

> 私は鈴木の教本をやった事がないのですが
> (ヴィオラにもあるのでしょうか!?)
> ドイツ系が多いというのも面白いお話です。

チェロとかにはありますが、ヴィオラはどうでしょうか・・・
ドイツ系が多いのは確かにそのようです。あとバロックばっかり。

> Credenzaさんはとっても色んな事ご存知のようですし
> CDもお持ちなんですね~♪
いえいえ。
CDはいろいろ持っています。最近あまり聴く時間が無いのが残念です。

credenza | URL | 2010.04.03 01:36

credenzaさん、こんばんは。
フランクのソナタについて、質問です。

昔聞いた話なんですけど、
「大変すばらしい演奏だったが、
 ただ一つ残念だったのは、
 4楽章が最後までピアノとヴァイオリンが1小節ずれていたことだ」

という有名?なエピソードは誰が誰に対して言った言葉なんでしょうか。
ご存知ですか?

Fuyuko | URL | 2010.04.03 21:31

Re: タイトルなし

Fuyuko さん

こんばんは。

> credenzaさん、こんばんは。
> フランクのソナタについて、質問です。

なんとまあ(笑)

>
> 昔聞いた話なんですけど、
> 「大変すばらしい演奏だったが、
>  ただ一つ残念だったのは、
>  4楽章が最後までピアノとヴァイオリンが1小節ずれていたことだ」
>
> という有名?なエピソードは誰が誰に対して言った言葉なんでしょうか。
> ご存知ですか?

これは私も読んだことがあるのですが、出典は判りませんでした。
しかし、これ、多分初演の時の評だと思います。

フランクのソナタ、イザイの結婚祝いに贈られていて、初演はイザイ夫妻。初演時のもう一つのエピソードは、初演場所が美術館で暗くなってしまったが灯りをつけることが禁じられていて、リサイタルを途中で打ち切るか、と言う話に聴衆が納得せずイザイが暗譜で弾ききった、と言うものですね。

ちなみに「一小節ずれている」というのは4楽章がカノン形式で書かれているためですね。同じ旋律がピアノとヴァイオリンで交互に出てくるのでちょうどずれている感じがします。

しかしいい曲ですね、フランク。

どうでもいい話ですが、某音大では一楽章冒頭に「ふらんくのそなた~、だれでもひける~」と歌詞が付けられているとかいないとか(笑)

credenza | URL | 2010.04.04 00:38

credenzaさん
どうもありがとうございました。

納得です!すっきりしました。

Fuyuko | URL | 2010.04.04 08:20

Re: タイトルなし

Fuyukoさん

お役に立てたようで何よりです。

こういった逸話ってクラシック全般のものは本になっていたりしますが、ヴァイオリンだけ、というのはなさそうですね。

credenza | URL | 2010.04.04 20:33

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