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A-mollの勘所(その2)

2010.04.23 00:05  レッスンの周辺

 さて実際にこの部分をよーく見ると、この5段(60から68小節のわずか9小節ですが)は大きく2つの部分に分けられます。前半は60-64小節。それ以降は後半です。
 それぞれを整理して見ると、

 前半

(1)16分音符の4連符、第2,3音目にスラーがかかっていますので、第1音はアップ、ダウンと交互に変わります。

(2)そのパターンがときどき(合計3箇所)スラーなしの4連符でつながっています。
 このスラーなしのパターンはテヌート。そしてその後ろの4音の第1音もテヌートです。これ、テヌートがついているのは、実はここは4音セットではなく、5音セットで一つのフレーズになっている、ということでしょう。実際、CDなどで聴くと、この部分が一つのフレーズとして聞こえ、残りの3音は5音フレーズに対する装飾音の様に軽く響いています。ついでに、この「5音目」はテヌートのついた4連譜の第3音と同じなので、例えばラソファ#ソファ#のように一音戻ってくるパターンで、少しリタルダンドがかかってもおかしくありません。

(3)アクセントは、第1音。ただし(2)で書いた通り、一部スラーなしのテヌート5連符がかかるところは別です。いずれにしても第2音以降の降下音は軽く響かせる、というか1ページ目下のラシラと同じ扱いですね。相変わらず弾けてませんけど。

(4)4連符の第1音を拾っていくと、↓ラミラミ、ラミラ↑と下がってあがる、次のセットは(ファ♯)ラレラレ↓ (シ)レソレソ↑となり、ここがメロディとなります。ちなみに(2)のテヌートの4連符の最初の音はそれぞれ直前の4連符の第1音と同じ音が繰り返される(ただしオクターブずれるところあり。)ので、このテヌート4連符(5連符)で「フレーズ終わり」の感じが出るとともに、第5音で一音上がるので、そこからもう一度新たにフレーズが展開することを予測させます。

(5)第2音以降の3つの音は、それぞれのセットのなかでドシラ(ド♯シラ)、ファ♯ミレ、シラソ(ただし後ろの2回はオクターブアップ)となる。

 これが特徴か、といわれると困ってしまいますが、音の高さをみると、1音目と2音目が同時に変わる箇所はそんなに無く、2音目以降の3音は同じパターンが何回か繰り返される、また、2音目以降の3音の並びが変わる時にはスラーなしの4音が挟まっていることがわかります。

 つまりある意味このスラーの付いていないテヌートつきの4連符(5連符)のフレーズで3回リセット=フレーズが切れるわけですね。まあ、その後3ポジに上がったりして音程がとりにくい部分は有りますが、

 後半

(1)前半とは違って、スラー/スラーなしのパターンが一つおきに出てくる。

(2)第1音にアクセントは付かず、スラーの前にテヌート。従って出てくる音は前半とは違うはず(弾き分けられませんけど)。音が途切れがちになるのを少したっぷりめ(テヌート)で弾くように、ということ?

(3)第1音だけみると、最初と最後はミシ。その間はドドレレミミファファソソララと上がって行く。

(4)後半3音はソファミ、ソファミ、ラソファ、ラソファ♯、シラソ、シラソ♯、ドシラ、ドシラ、レドシ、レドシ、ミレド、ミレド♯、(ファ#ミレ)。第4音に#がつくタイミングは少しずれていて、ためらいながらも動いている感じです。一方、第2音をみるとソラシドレミと2回づつ繰り返しながら上がって行きます。(ただし、最後の部分は次のフレーズにつなげるためイレギュラー)この組合せによって、単調さから免れていますが、弾きにくいですね。

(5)その結果として、第1音が上昇していくタイミングと第4音が#で上がって行くタイミングがずれるところ、つまり同時に上がる箇所が何カ所かある。

 ということがわかります(笑)。これ、じっくり譜面をみると何となくわかるのですが、口でああだこうだと言われてもわかりませんね。

 今度は上の特徴をふまえて譜面に色をつけてみると、こうなります。

 Amoll soloB58-2

 こうやって塗り分けてみると、

 前半で難しいのはやはり3ポジに飛ぶところで、それ以外は比較的規則正しい、というか第2音以降はほとんど同じことの繰り返しなので最初の音に気をつけて弾き、テヌートがかかっている部分で弓使い、指使いが崩れがちになるのをしっかり押さえれば何とかなりそうです。

 後半の方は、スラーの有無による弓順が一フレーズ毎に入れ替わるので、ややこしく、さらに、第1音、第4音ともに上昇する箇所が連続する部分、つまり65小節の後半と66小節前半あたりが一番引っかかりそうだ、ということになります。

 実際、このあたりは左手の位置を確認するだけで手一杯で、とくに後半にさしかかってつい、テンポが走って転んでしまうことが多いです。

 あとは前半と後半の境目、65小節目で3ポジから1ポジに戻ってきた直後、スラーですがその調子で続けて次のところもスラーをつけて弾いてしまい、弓順がひっくり返ることも多いです。

 もちろん64小節の3ポジの音程。弾きにくいですね、ここ。1でA線レ、D線ソを同時におさえてレシラソ。弓順が変わってソシラソ。最後のテヌートの4連符はファがナチュラルなので、指の型がかわって2と3の指がくっつきます。うーん。

 つまり、このあたりを集中して練習すれば・・・
  ・
  ・
  ・
  ・
 何ともなりませんでした・・・。うーん。


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タグ : 鈴木第4巻 ヴィヴァルディ イ短調 第1楽章

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

| コメント(6) | トラックバック(0) | ↑ページトップ |

この記事へのコメント

お、お疲れ様っした;
途中から目が泳ぎました;


私、これ、今弾けるのかなあ。
苦労した思い出しかない上に、聞くのが嫌いになってしまいました。
(CD聞いてても、弾きすぎたせいで自分の音が脳内再生される為、うんざりするというのが正直な所)

i-hana | URL | 2010.04.23 10:06 | 編集

59小節目から、つい、どんどん走ってしまいます。
最後はなんだか、凄いスピードになってしまって、自爆してしまうので
テヌートのところは意識してゆっくり弾いて、元のペースに
戻すように気をつけています。
あと、第1音にアクセントつけ続けるのが難しいです。。。
いつの間にが、あとのスラーの方が大きな音になってしまいます。。
この曲、私もまだまだ続きそうです(汗)
曲自体はとても好きなので、まだ飽きませんが(笑)

りょう | URL | 2010.04.23 21:10 | 編集

Re: タイトルなし

i-hanaさん
こんばんは

> お、お疲れ様っした;
> 途中から目が泳ぎました;

 こうやって見ると意外と複雑でした・・・結局指で覚えた方が早いですね。

> 私、これ、今弾けるのかなあ。
> 苦労した思い出しかない上に、聞くのが嫌いになってしまいました。
> (CD聞いてても、弾きすぎたせいで自分の音が脳内再生される為、うんざりするというのが正直な所)

相当苦労されたみたいですね。聴く方はいいと思いますし、そもそもいい曲ですから・・・

でも確かに、以前やった曲って時々弾いておかないと弾けなくなってしまいますね。もうザイツは弾けません・・・

credenza | URL | 2010.04.24 00:47

Re: タイトルなし

りょうさん
こんばんは。

> 59小節目から、つい、どんどん走ってしまいます。
> 最後はなんだか、凄いスピードになってしまって、自爆してしまうので
> テヌートのところは意識してゆっくり弾いて、元のペースに
> 戻すように気をつけています。
やっぱりそうですよね。走ってしまいます。前半はまだしも、ちょこちょこ変っていく後半はどうしてもやってしまいますね。テヌートのところが無いですし・・・

極力ゆっくりやるしかなさそうです。

> あと、第1音にアクセントつけ続けるのが難しいです。。。
> いつの間にが、あとのスラーの方が大きな音になってしまいます。。
同じく。この部分もそうですが、未だに24小節目からの4連符が弾けません。アクセントを第1音につけるとつい力が入ったままになってスラーの音が大きく、ガタガタになります。

> この曲、私もまだまだ続きそうです(汗)
> 曲自体はとても好きなので、まだ飽きませんが(笑)

りょうさんもこの曲でしたか。曲自体はいいのですが、だんだん飽きてきました(笑)

お互い頑張りましょう!

credenza | URL | 2010.04.24 00:50

こんにちは

譜面のグルーピングご自分でなさったのですね。
さすがです~。
こうやってちゃんと整理できればと思いますが
私にはできません・・・

レッスンでこのページに入った時
先生が大まかにグループ分けしてくだいました。
グループごとにしっかり練習するよう言われました。

私のブログにも書きましたが、4連符真ん中スラー攻略の一つとして
最初の3つを弾く練習が(4つ目は休符)かなりいいです。
最初の音をとらえることとスラー、スラーの切り返し練習になるのでしょうか
(テヌートのところはそのままで)

このページを弾くに他にもいろんな要素が必要だと思いますが
お互い気長に身につけていきましょうね。
私は3ヶ月かかってますが、課題一杯で苦労しています。

ゆこべえ | URL | 2010.04.26 09:43

Re: こんにちは

ゆこべえさん

> 譜面のグルーピングご自分でなさったのですね。
> さすがです~。
> こうやってちゃんと整理できればと思いますが
> 私にはできません・・・

こういうのって、自分でやってみると構造が良くわかっていいですよ。
少し慣れるとすぐ出来ると思います。

> レッスンでこのページに入った時
> 先生が大まかにグループ分けしてくだいました。
> グループごとにしっかり練習するよう言われました。

いい先生ですね。そこまで詳しく説明されませんでした。
基本はゆっくり、一つづつですね。

> 私のブログにも書きましたが、4連符真ん中スラー攻略の一つとして
> 最初の3つを弾く練習が(4つ目は休符)かなりいいです。
> 最初の音をとらえることとスラー、スラーの切り返し練習になるのでしょうか
> (テヌートのところはそのままで)

ありがとうございます。
この方法、やってみたら確かに弓が安定しますね。続けて弾くとつい4拍目で弓を返すのを忘れるのでひっくり返ってしまいますが、これをやると余裕が出来ていいですね。
少しこの方法も含めてじっくり練習したいと思います。


> このページを弾くに他にもいろんな要素が必要だと思いますが
> お互い気長に身につけていきましょうね。
> 私は3ヶ月かかってますが、課題一杯で苦労しています。
本当にそうですね。ゆっくり1小節づつやっていくと弾けないことは無いのですが、続けて弾くと大変です。
じっくり取り組むしかないですね。

credenza | URL | 2010.04.26 23:52

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