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2冊目のどじょうー鶴我裕子著 『バイオリニストに花束を』

2010.04.29 00:22  credenzaの本棚

 日課になっている本屋を徘徊していると、 『バイオリニストは目が赤い』につづく鶴我裕子さんの2冊目のエッセイ集、『バイオリニストに花束を』が目に付きました。早速購入。こういう本、出版社から寄付してくれないかしらん。

 1冊目では、N響現役バイオリニスト当時の日常が軽妙なタッチで描かれていたのに対し、こちらは『目が赤い』でれきっとしたエッセイエストとなってしまった著者の1冊です。

 つまり、もうビギナーズラックは期待できず、こちらもあちこちの雑誌などに連載されたものを集めた本であるとはいえ、いささかまとまりにかける結果になっています。

 「カイシャ」、つまりN響を卒業する前後に著者の周りに起こったこと、そして幼い頃の思い出など淡々とつづられている中に、著者持ち前のユーモアがにじみ出ていますが何かしら『目が赤い』にみられた諧謔性などはすこし陰を潜めてしまっています。

 これは著者が「定年」が近づくにつれ、なにやらセンチメンタルになっていることもその理由の一つかもしれませんが、現役時代に「アングルのヴァイオリン」として自由気まままに書き綴っていたのに対してやはり、エッセイエストとしての気負いがあるように感じられます。

 その点、あの一冊目のおもしろおかしく、そしてさわやかな読後感を期待して読むとちょっと裏切られることになるかもしれません。でもやっぱり面白いんですね、この本。

 個人的には、著者所有のタンノイを鳴らすためにああだこうだとやって結局は真空管のアンプになり、その製作者とつるんで遊んでしまうあたり、著者、そしてN響メンバーの思わぬ側面が垣間見られて妙に楽しませて頂きました。

バイオリニストに花束をバイオリニストに花束を
(2010/04)
鶴我 裕子

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一冊目はこちら。
バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)
(2009/11/28)
鶴我 裕子

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↓どうでもいいけど、1冊目、単行本で出たときはタイトルが違っていました。中身は同じです。
バイオリニストは肩が凝る―鶴我裕子のN響日記バイオリニストは肩が凝る―鶴我裕子のN響日記
(2005/07)
鶴我 裕子

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関連記事:「バイオリニストは目が赤い?」
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タグ : 本棚より

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

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この記事へのコメント

こんにちは。

鶴我さんの本面白そうですね~
機会があったら是非読んでみたいです
【のだめ】より興味ありです♪

リリカフェリーチェ | URL | 2010.04.29 18:00

Re: タイトルなし

リリカフェリーチェさん

こんにちは。

> 鶴我さんの本面白そうですね~
> 機会があったら是非読んでみたいです

一作目があまりにもよく書けていたので、較べるとちょっと見劣りがしますが、こちらも十分面白いですよ。

> 【のだめ】より興味ありです♪

「のだめ」、漫画はともかくTVでみてしまうと、あのめちゃくちゃな指揮ぶりを見てしまうと、興ざめです。あんなふうに振られたら、無視するしかないでしょうね(笑)。

credenza | URL | 2010.04.30 18:06

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