スポンサーサイト

--.--.-- --:--  スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| - | - | ↑ページトップ |

ジャック・ティボー

2010.06.15 00:14  レコード棚から

 フランスのヴァイオリニスト、ジャック・ティボーは日本で随分人気のある(あった)ヴァイオリニストです。

 彼は1953年、3度目の来日を果たそうと搭乗した飛行機がアルプスで遭難し、帰らぬ人となりました。この辺りがまた人気のでる理由の一つかもしれませんが、何しろ今年は「ティボー生誕130周年」とかで銀座のレコード店に小さなコーナーができたり、彼の著書、「ヴァイオリンは語る」の復刻版(53年の幻の来日に際して翻訳・出版されたものの復刻です)が出たりと人気ぶりが伺えます。(別の訳者によるものは白水社Uブックスに入っていましたが、絶版みたいですね。)
ヴァイオリンは語るヴァイオリンは語る
(2008/11)
ジャック ティボー

商品詳細を見る


 ご多分に漏れず、私もティボーは好きなヴァイオリニストの一人です。でもって、SPレコードも何枚かもっていたりします。お宝は・・・えっと、戦争中にミュンシュ/パリ管と入れたモーツアルトの協奏曲5番の仏HMV・SP3枚組みだったりしますが、そういうのは滅多に蓄音器でかけたりしません。
 
 「レコードは彼の本当のよさを伝えていない」、などと言われますが昭和の始め頃、ようやくレコード録音にマイクが使われるようになった頃に吹き込まれた小品の数々はなんともまあ典雅なやさしい響きがします。

 もっとも、半世紀にわたるティボーの録音キャリアの中では20世紀初頭からせいぜい第1次大戦後までで、多くの録音を残した頃にはもはやベストは過ぎてしまっていた、という批評もあります。

 でも手許にある何枚かのSPレコードを時々聴きなおして見ると、親しい友人でもあったクライスラーがロマン派的な演奏スタイルであったのに対し、ティボーのそれは古典派的なリリカルなスタイルであったことに気がつきます。クライスラーに比べると、ぐっと現代的な音ですが、それはとても暖かくかつ気品のある音だと思います。

 いや、何にせよティボーの弾くヴァイオリン、透明な明るい音の中に素晴らしい歌が聴けます。
 
 と言うわけで、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」です。
(ブラウザによってはプレイヤーが開きません。その場合はhttp://1st.geocities.jp/credenza06/SP/LaFilleauxCheveuxdeLinThibaud.mp3から適当にお聴きください。)










 ついでにブラームスのワルツ。これ、鈴木の教本にも出てきますがとてもこのようには弾けません。冒頭のダブルストップがなんとも綺麗ですし、うねるような節回しも節度があってなかなかのものです。(http://1st.geocities.jp/credenza06/SP/WaltzBrahmsThibaud.mp3)










ドビュッシーは1925年、ブラームスは27年の録音。ピアノはいずれもハロルド・クラクストン。レコードはHMVのフランスプレスです。いつものように蓄音器(HMV163)でかけた音をマイクで拾っています。
 
スポンサーサイト

タグ : SP HMV163 ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女 ブラームス ワルツ ティボー

テーマ : バイオリン - ジャンル : 音楽

| コメント(2) | トラックバック(0) | ↑ページトップ |

この記事へのコメント

ありがとうございます

こんばんは

ティボーの演奏聴かせていただきました♪
甘い演奏のようでも、例えばモノクロ写真でしたら
明暗計画がしっかりされている(?)ように
のびのある強い音もあり「美音」というだけではないですね。

以前ティボーのエックレスのソナタを偶然聴いたことがあります。
その演奏がすごく印象的で、巧くは言えませんが
この時代の演奏家とはちょっと違う感じがしました。
コーガンの師匠だったと知ったのも最近で
ティボーについてもう少し知りたいなと思っています。
著書もあるのですね。

ほしいCDは入手困難なようでプレミアがついています(涙)
お忙しい中、貴重な音源UPありがとうございました。

ゆこべえ | URL | 2010.06.17 00:12

Re: ありがとうございます

ゆこべえさん

> こんばんは

こんばんは

> ティボーの演奏聴かせていただきました♪
> 甘い演奏のようでも、例えばモノクロ写真でしたら
> 明暗計画がしっかりされている(?)ように
> のびのある強い音もあり「美音」というだけではないですね。

こう言ってはなんですが、意外としっかり弾いている、と言う感じですか。
要所要所は流れていませんね。

> 以前ティボーのエックレスのソナタを偶然聴いたことがあります。
> その演奏がすごく印象的で、巧くは言えませんが
> この時代の演奏家とはちょっと違う感じがしました。

エックレスのソナタもSP持っていたりしますので時々聴いています。確かに印象に残る演奏ですね。

ティボーには日本で録音したヴェラチーニのソナタもありますよ。機会があれば聴いて見てくださいね。

> コーガンの師匠だったと知ったのも最近で
> ティボーについてもう少し知りたいなと思っています。
> 著書もあるのですね。

「ヴァイオリンは語る」というタイトルの自伝です。あと詳しいディスコグラフィなども出ていますが、これはちょっとマニアックですね。

> ほしいCDは入手困難なようでプレミアがついています(涙)
> お忙しい中、貴重な音源UPありがとうございました。

いえいえどういたしまして。楽しんでいただければうれしいです。
あとティボーのCD、最近は復刻盤もちらほら出ていますが、たとえば上に書いたエックレス、日本録音のヴェラチーニなどが入ったCD、輸入盤ですが比較的お手ごろでありますよ。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1273099

残念ながら「ゴリウォーク」や記事に貼り付けた音源は入っていませんが。

以前東芝EMIから「ジャック・ティボーの芸術」というBOXが出ていましたが、これをお探しなのかもしれませんね。このセット、かなり包括的に入っていますが、確かにプレミアついていますね。これ、実は余り復刻(音)がよくありません。

どうしてもお聴きになりたい曲があれば、お知らせください。

credenza | URL | 2010.06.17 00:48

コメントを書く


管理人にのみ表示

↑ページトップ

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

↑ページトップ

カレンダー

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

全記事表示リンク

カテゴリ

月別アーカイブ

プロフィール

Credenzaの本棚/レコード棚

音楽ブログ・リンク

ブロとも一覧

ブロとも申請フォーム

アクセス数

検索フォーム

RSSリンクの表示

メールフォーム

************

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。