半年ぶりのレッスン(まとめ)その2
2013.03.11 12:09 レッスン日記
もう一つの課題はビブラートです。
去年の夏までのレッスンでは、ビブラートをしっかり教えていただく機会はありませんでした。バッハ、2つのヴァイオリンのための協奏曲第2楽章のレッスンでは、できるところだけビブラートをかけてみてもいい、との指摘でしたが、そんな余裕はさらさらなく、また、レッスン時間の方も余裕はなく、時間切れ、というところでした。
もちろんビブラートの簡単な練習方法については教えていただいたのですが、それをレッスンで確認することはなかった、というわけで、ずっと一人で練習していたもののはたしてそれが正しいやり方できちんとビブラートがかかっているのかどうか、どうしてもわからなかったのです。
師匠とメールで何度かやり取りした際に、「ガラミアンの解説が一番わかりやすいのでは?」とのご指摘がありました。「この本は自分もいつも傍らに置いていて参考にしています。」とまでおっしゃっていますので、改めてガラミアンを見ると指、手首、肘(腕)のビブラートについてそれぞれ詳しく解説がされています。
まあ、きわめてオーソドックスな記述で、練習方法も「まずは一弓にひとつ、ふたつ・・・と指を倒す回数を増やしていって最後はビブラートになる」というこれも古典的なもの。師匠のお持ちの版は初版かそれに近いもの。お値段も1500円!って、今はまた値上がりしたのか8000円もしますね、この本。
師匠の指導もまさにその通りでした。結局エックレスのソナタ第2楽章を見ていただいた際には「ビブラートの幅も良くそろっているので、今度は肘(腕)からビブラートがかけられるように意識して練習してください。」というご指摘でした。ついでに1から4の指までそれぞれどんな具合にかけられるかのテスト。もちろん指によってバラつきはあるのですが、一応それぞれきちんとかかっている、ということで一安心です。
自己流で練習してきたので、変な風になっていないかがとても心配だったのですが、一応師匠のOKを頂いたので引き続きゆっくり練習を続けていきたいと思います。
なお、師匠ご推薦のガラミアンの他に、ビブラートのかけ方・練習方法の詳しい本に英文ですが、ドロシー・ディレイの弟子だったSimon Fischer の「Basics -300 Exercises and practice routines for the violin」 があります。譜例、写真も豊富なので一冊あるとなにかと便利なのですが、とても通読する元気はありません。それにしてもこの本、日本語に翻訳したら売れると思うのですけどね・・・
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